【遊戯王】水属性の汎用カード(魔法・罠)特集

 はじめに

遊戯王はカードが多く、どんなカードがどう使われるかが分かりにくいケースもあります。このページでは遊戯王の水属性デッキを作る上で便利な水属性の汎用魔法罠を特集しています。作るデッキごとに合いそうなカードを探すのに使ってください。

水属性モンスターまとめはこちらをご覧ください。

魔法カード

今回掲載するのは主に「水属性」と記されているカードのみです。つまり魚族限定のカードとか、テーマが限定されているカードはそれぞれ別のページにて掲載します。

アイス・ミラー

自分フィールドの水属性・レベル3以下を対象に、同名モンスターをデッキから一体特殊召喚。この効果で出したモンスターがいる場合、自分はEXデッキから特殊召喚できない。

同名の展開効果をもちながらもEXからの展開が出来なくなるというデメリット付き。普通に使ったらデメリットのおかげで止まりがちですが、EXデッキにそこまで頼らないデッキであれば有効活用出来ます。

アクアアクトレスならテトラを出してアクアリウムをサーチ、グレイドルなら自爆特攻でコントロール奪取、リチュアならリチュア・アビスをデッキから呼び出してサーチしてそのまま儀式召喚のタネに使うなど。

異次元海溝

発動時に手札・フィールド・墓地の水属性を除外。このカードが破壊された場合、効果で除外したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚。

ゴーティスで一時期注目されたような気もするカード。9期にはクリストロンの破壊の的にされたりと、何やかんやで出番があったりする気がするカード。除外された時に効果を発動するゴーティスはもちろん、除外をトリガーにする相剣大公-承影、海晶乙女グレート・バブル・リーフなんかとも相性はよろしいです。

ウォーターハザード

自分フィールドにモンスターがいない場合、手札から水属性モンスターを一体特殊召喚できる。

永続魔法です。これまたクリストロンの破壊の的として注目していた時期があったりしました。あとはアドバンス召喚用のリリース要員を揃えたりグリム・リチュアのようなターン1が無いカードを複数使い回す時に使ったりします。

ただ時代的にかなり前のカードなので、後発の再生する海には勝てなかったりします。デッキによって使い分ける時が来るかもしれませんけど。

渦巻く海炎

①2つのうち1つを選んで効果を使います。1つは手札の水属性を墓地へ送り、相手のモンスターを一体破壊。1つは手札の炎属性を破壊し、1ドロー。

これは炎星と戦ってる時のカードなので水と炎の2つが1つのカードに詰め込まれています。リメイク元もこの記事の後半で紹介します。水属性デッキにおいては相手のフィールドを触ることができるカードとなります。

②は相手フィールドにのみモンスターがいる場合、墓地のこのカードを除外。自分の墓地のレベル7か8の水か炎属性のモンスターを一体特殊召喚。

これは水の7か8でもOKなので、デッキを選ばないところだと以下のモンスターがいます。

  • 瀑征竜-タイダル
  • 水精鱗-メガロアビス
  • 魔救の奇跡-ドラガイト

種族デッキであれば超古深海王シーラカンスも使えますね。テーマデッキであれば轟海皇 ポセイドラを出して効果を使うなんてこともできますが、あくまで水属性に限ると上の3枚となります。

あとは氷の女王で墓地の魔法カード再利用とかも狙えます。そして最も汎用的な使い方はやっぱりエクシーズやリンクなどの素材に使うですね。それなら何でも使えます。

特に同テーマのランク7は色々と増えましたからね。水精鱗ーガイオアビスは効果無効を相手ターンにも使うことができるので汎用性もありつつ、その上に海皇龍神 ポセイドラ・アビスを重ねて強力なバウンスを使うこともできます。

ちょっと変わったところではレベル8の炎属性で海造賊-豪速のブレンネ号が出せます。海造賊専用かつ狙ってできるようなものでも無いですが。

エアー・トルピード

①自分の水属性Xモンスター一体を対象に、そのX素材を取り除いて自分の手札*400ダメージを与える。②自分の墓地から水属性Xモンスターとこのカードを除外し、デッキから2ドロー。

①の効果は完全にオマケ。手札が潤沢に残りつつXモンスターを展開することは可能なものの、5枚使って2000ダメなので普通に殴った方がいい可能性がありますね。

②は手札補充。①の効果を使うために使ってねって感じもしますがこのカード自体が1ターンに1つ、いずれか発動なので同一ターンに2つの効果を使うことはできません。

Xモンスターをたくさん採用するデッキ(シャーク、FA、海皇水精鱗)であれば手札補充しつつ動くことも可能になりそうですがそのためにはあらかじめ墓地にトルピードを落としておく必要がありますね。

強欲なウツボ

自分の手札の水属性を2枚選びデッキに戻して、シャッフルして3枚引く。

3枚使って3枚ドローなので手札が減らない優秀な手札交換カード。ペンギン・ソルジャーや否定ペンギンなどデッキにいて欲しいカードを戻しつつ入れ替えなので安定感は上がったりします。

ただし戻したカードがそのまま帰ってくるとかも当然ありえるので過信は禁物です。その上、このカードが使えない状態でこのカードを引いても何にも使い道はないのでその点も注意しましょう。

再生の海

自分の墓地の攻撃力1000以下の水属性モンスターを一体選んで特殊召喚。この効果で出したモンスターはエンドフェイズに破壊。

永続魔法なので毎ターン使える強力な蘇生カード。1000以下の優秀なカードは以下の通りになります。

アクアアクトレス・テトラ、アクアアクトレス・グッピー

アイス・ミラーでも書きましたが、テトラならアクアリウムのカードをサーチできます。

・海皇子 ネプトアビス

優秀な起動効果、コストとして墓地へ送られたら墓地の海皇を特殊召喚と、テーマデッキであれば優秀な効果の詰め合わせになっています。

・深海のアーチザン

特殊召喚時にデッキの一番上を墓地へ送り、墓地のレベル4以下を特殊召喚。攻撃力1000以上であってもアーチザンを経由すればOKな上に、アーチザン自身がチューナーなのでそのまま別の展開に繋がるのもいいところ。

グレイドル・スライムJr.

このカードが戦闘で破壊されたらデッキからグレイドルモンスターを特殊召喚。この子自体にコントロールを奪う効果はありませんが、後続で奪うことができます。

グレイドル・スライム、グレイドル・コブラ、アリゲーターは出せるので直接出してもいいかもしれませんが、エースのグレイドル・イーグルは攻撃力1500なのでイーグルを使いたい場合はちょっと遠回りしましょう。

各種ホワイトモンスター

墓地から出たら自身をチューナー化する効果を持っているのでそのままシンクロ召喚とか。

リチュア・アビス

特殊召喚時にデッキから守備力1000以下のリチュアモンスターをサーチ。1ターンに何度も使えるのでアビスを使い回して儀式召喚を行うのがリチュアの基本なので使い回しましょう。

・氷水のエジル

特殊召喚でデッキから氷水魔法罠をサーチ。氷水揺籃や氷水大剣現でレベル7チューナーを出すとかでさらに展開とかも狙えます。

・水精鱗の深影隊

手札を1枚捨てることで自分フィールドの水属性が全てレベル7になる効果を持っています。これにより一気にランク7エクシーズが狙いやすくなります。7軸の場合にはデッキ問わず使えたりします。

・豪雨の結界像

最強

・飢鰐竜アーケティス

元々の攻撃力は1000で、手札に応じて攻撃力が上がるジェネリック・オシリスの天空竜です。破壊効果もあるのでその辺の効果も使いたい場合に便利です。

サルベージ

自分の墓地の水属性・攻撃力1500以下を2枚手札に加える。

必ず2枚加える必要があるので序盤に引いても腐り気味になりますが、手札をバンバン捨てるデッキであれば中盤以降に思わぬ助けになることもあります。以下が助かりそうなデッキ例です。

海皇水精鱗

水精鱗-メガロアビスをはじめ、何をするにも手札コストを必要とするデッキ。一気に2枚回収しつつ、重装兵で破壊とかも狙えるので相性はかなり良いです。

リチュア

リチュアのキーカードであるシャドウ・リチュア、ヴィジョン・リチュアはどちらも回収可能。それらを繰り返し使用して儀式召喚を繰り返すために使われます。

ベアルクティ

ベアルクティのレベル7モンスターは全て攻撃力1000以下なので特殊召喚効果のためのコスト回収として役立ちます。

彩宝龍

墓地から手札に加わると自身を特殊召喚。レベル5チューナーということで色々と展開に使えるカードになります。

海造賊

海造賊の船は手札の海造賊カードを捨てて効果を発動するものが多く、海造賊のメインモンスターは全て攻撃力1500以下です。一気に2回分回収できるだけでなく、それぞれのメインモンスター効果を発動すればお釣りが来るので相性はいいです。

ドレイク・シャーク

ドロー以外で手札に加わると自身を特殊召喚。モンスター3体以上を使うX召喚をする際に自身を2体分にできる効果もあり、基本的にはCNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・リバイス系列で使う用ですね。

万物の始源-「水」

①自分か相手の墓地のモンスター一体を対象として発動。そのモンスターの持ち主のフィールドの水属性モンスター一体を破壊、対象のモンスターを墓地から守備表示で特殊召喚。

ややこしい感じで書かれていますが、ざっくり書くと「墓地のモンスターを選び、その持ち主のフィールドの水属性モンスターと入れ替える」というイメージでOKです。

②このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地から除外し、自分か相手の墓地の水属性モンスター一体を対象に発動。そのモンスターの持ち主のフィールドのモンスターを一体破壊し、対象のモンスターをそのフィールドに守備表示で特殊召喚。

こちらは「フィールドのモンスターをその人の墓地の水属性モンスターと入れ替え」です。

どちらも水属性に関する効果をもちつつも、展開に絡む効果ではありません。それどころか相手の墓地やフィールドに水属性が不在ならそもそも効果の対象に相手を巻き込むこともできません。現状では相手の墓地の属性を自分が選んだものに変えるカードとかは無いので、相手を巻き込むことができるかどうかは完全に相手依存となります。

自分のために使う場合はレベルや種族の縛りのない入れ替えなので色々とできそうですね。エクシーズ、シンクロも融合も出すことはできますが、守備表示指定なのでリンクモンスターは出すことができません。

シンプルな入れ替えとは言え破壊して入れ替えなので、グレイドル・アリゲーターは相手のモンスターをパクることができます。

海竜神の激昂

①デッキから激流葬を手札に加える。

激流葬は召喚・特殊召喚時に全モンスターを破壊する罠ですね。それをサーチできます。

②自分の水属性モンスターが破壊される場合、墓地のこのカードを除外して破壊身代わりにできる。

主に②の効果がメインだったりします。①でサーチした激流葬から味方だけ守る感じですね。除外なので当然ながら相剣大公-承影のトリガーになりえます。

リンカーネイト・アンヴェイル・メイル

①このカードを装備したXモンスターは以下の効果を得る。「戦闘で破壊されない」「戦闘を行った場合、自分・相手ターンに1度発動できる。このカードの装備カードを手札に戻し、水属性Xモンスター一体のX召喚を行う。

通してみると、戦闘後に水属性Xモンスターの召喚が行えるわけですが重ねて出せるFA系列が多く出そうですね。

②このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動。このカードを自分のXモンスターに装備する。

よくあるFAシャークの基本展開の中ではFA-ダーク・ナイト・ランサーの効果と組み合わせて相手モンスターをパクったり、展開の途中でFA-ホープ・レイ・ランサーで捨ててそのまま墓地から装備とか行ったりしますね。

罠カード

魔法カードに比べて枚数が少ないですが、罠なので効果は強力になっているものがチラホラ存在しますね。

エクシーズ・リバイブ・スプラッシュ

①自分の墓地のランク4以下のXモンスターを特殊召喚。この効果で出したモンスターは水属性になる。

ランク4以下であればなんでも出せますし、オマケで水属性になります。

②墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの水属性Xモンスター一体を対象に発動。それよりランクが1つ高い水属性Xモンスターを重ねてX召喚扱いで特殊召喚。

①の効果で水属性Xモンスターは用意できるため、それにランクアップするだけです。

神の氷結

①フィールドに水属性モンスターが2体以上存在する場合、相手フィールドの表側表示モンスター一体を対象に発動。そのモンスターは攻撃できず、効果は無効。

相手フィールドでも水属性のカウントは行うので海亀壊獣ガメシエルとかで除去しつつ条件を満たすっていうことも可能。

②このカードが墓地に存在する状態で自分フィールドにレベル5以上の水属性モンスターが召喚、特殊召喚された場合に発動。このカードを自分フィールドにセット。

条件付きで墓地から使い回すことが可能です。地味に①にはターン1制限が無いので使い回す分には相性が良いですが、セットしてすぐ発動できるとかの効果はないので結局のところターンを跨ぐ必要はあります。

レベル5以上なので自身がお手軽な召喚条件を持つ瀑征竜-タイダルや各種六花モンスター、影霊衣などあげるとキリがないですね。どんなデッキにも入るとは言い難いですが、効果は相手一体の無力化なので使いやすいといえば使いやすいので入る可能性もあるかもしれませんね。

潜海奇襲

①発動時に手札・墓地から海を一枚選んで発動。②フィールドに海がある場合、表側表示のこのカードは以下の効果を得る。・1ターンに1度、自分フィールドの水属性モンスター一体をエンドフェイズまで除外して発動。このターン、自分の表側表示の魔法罠は相手の効果で破壊されない。・元々のレベルが5以上の自分の水属性モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動。そのモンスターを破壊する。

主に②の1つ目の効果ですね。海があること前提ですが、自分の魔法罠を全て守ることができます。海自体も自身の効果で発動するので海を含めたデッキであれば活躍します。

氷結界

①相手モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動。その相手モンスターは攻撃力0になり、効果無効、表示形式の変更もできない。

一回の発動で3つの効果を付与します。これにより相手モンスターを突破しやすくなるのはもちろん、相手から攻撃された時にも使えるので返り討ちにもできます。

②墓地のこのカードを除外して発動。デッキからレベル5以上の水属性を墓地へ送る。その後墓地から水属性モンスターを一体手札に加える。

デッキから墓地へ送る際にはレベル5以上という制限がありつつも、種族などの制限はありません。サーチが難しいカードだったり、ピン刺しにしかしないであろうダイダロスシリーズなどを墓地へ送る手段として使えますし、その後の回収でサーチに繋げたりできます。

墓地から回収する方にはレベル制限がないため、何でも回収できます。そこも強い。

白の咆哮

自分フィールドに水属性モンスターが存在する場合、相手の墓地の魔法カード1枚を対象として発動。そのカードを除外し、このターン、相手フィールドの魔法カードの効果は無効。

相手の墓地に魔法カードがあること、自分フィールドに水属性がいることが条件ではあるものの、そのターン中の相手の魔法カードを無効にできる優れたカード。

墓地から発動する魔法カードを事前に除外することで相手のリソースを削りつつ魔法カードを無効にできるので影霊衣とかだと使われたら目も当てられない悲惨な状態になりますね。

燃え上がる大海

自分フィールドにレベル7以上の水属性または炎属性モンスターが存在する場合に発動できる。

水属性なら効果モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた水属性モンスターを可能な限り特殊召喚。その後、自分フィールドのモンスターを一体選んで破壊。

炎属性ならフィールド上のモンスターを一体選んで破壊する。その後、自分の手札が1枚以上ある場合、1枚を選んで墓地へ捨てる。

水属性の効果がかなり良く見えるのは気のせいでしょうか。これは海皇水精鱗を意識したカードだけあって特定のテーマじゃないとうまく活用できないような内容ではありますが、氷結界の龍なども手札を捨てて効果を発動なので海皇水精鱗以外でも使えることは使えます。

大量展開も狙えて、その場合にはエクシーズやらシンクロやらリンクやら色々と狙うことが可能となりますね。

余談ですがこれが渦巻く海炎のリメイク元のカードです。登場時期は炎星と海皇が争っていたころの2013年です。それが11年ほど経って、渦巻く海炎としてリメイクされましたが以前としてまだ争っていますね。

最後に

遊戯王はカード枚数が多く、一から探し出すのはとても大変です。今回のような特定デッキで活躍しそうなカードを今後もテーマごとに紹介していくので参考にしてみてください。

特定デッキの動かし方なんかもまとめて行けたらいいなと思っています。

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